大阪芸術大学音楽学科音楽工学専攻卒業。在学中、電子音楽の創作哲学を塩谷宏より学ぶと共に、尺八を竹保流開祖・酒井竹翁、後に三世宗家・酒井松道 に師事し、竹保流曲および、明暗対山派、明暗真法流、根笹派錦風流、奥州系、九州系他の尺八古典本曲を修得。また、尺八の音楽学的研究の第一人者・月溪恒 子教授と共同で、長年にわたり尺八資料に関する全国調査を実施するとともに、研究活動と並行して各地の伝承者から虚無僧尺八の吹奏技法を学び、古管尺八 (古楽器)の研究で尺八演奏家としては本邦初の学術博士号を取得。創作活動では、日本伝統楽器とコンピュータ科学を融合させたCyber尺八プロジェクト を展開し、虚無僧尺八の現代化を目指して制作したライブ・コンピュータ・ミュージック《竹管の宇宙》が国際コンピュータ音楽会議(ICMC) '94 デンマーク、同 '96 香港に入選。近年は、おおよそ4年に一度開催される国際尺八音楽祭(ボルダー、ニューヨーク、シドニー)における招待講演・演奏の他、現代音楽作品の初 演、虚無僧尺八献奏等の活動および、TV、ラジオにも多数出演している。 なお、2009年より大阪で「地無し尺八研究会・付属尺八博物館<松風文庫 (ショーフーブンコ)>」を組織し、尺八再評価の可能性を追究。現在、NPO法人日本尺八協会理事、虚竹禅師奉讃会常任理事、ほか。

<主著>

"Techniques and spirit of making the shakuhachi: for an understanding of the two spiritual worlds in existence today" Der "Schöne" Klang, GERMANISCHES NATIONAL MUSEUM (Nürnberg)(1997).

『古管尺八の楽器学』出版芸術社(2002)。

『事典 世界音楽の本』岩波書店(共著)(2007)。

『音楽文化学のすすめ – いま、ここにある音楽を理解するために』ナカニシヤ出版(共編著)(2007)。

『幽玄なる響き - 人間国宝・山口五郎の尺八と生涯』出版芸術社(共著)(2008)、ほか。

<CD>

「古管尺八1 - 音の表情」浜松市楽器博物館(2005)、ほか。

                                  photo by Ei'ichiro Iwasa